海釣りシーンに合わせたボート免許の種類について
釣り人にとって、自分のボートを保有して沖合に釣りに行くのって憧れてしまいますよね!砂浜や堤防、磯から釣りを楽しむのももちろんいいですし、その場独特のお魚たちと戯れるのも非常に楽しいです。
ですが、船釣りというのも一つのジャンルであり、まだ釣ったこともない魚を釣ることができるという事で釣り人としてはいつかやってみたい釣りの一つとなっています。
そこで、今回はまだボート免許を持っていない人に向けて、どういった免許を取ればいいのか?どのようなボートでの釣りができるようになるのかについてご紹介したいと思います。
どのような釣りをしたいのかによって取得する免許は変わる
さて、それでは早速免許を取りに行こうという事になるのですが、いったいあなたはどういった釣りをしたいと思っているのでしょうか。?ボートでの海釣りにおいては、主に3つの種類に分けることができます。
まず一つ目は、入り江などの狭い湾内でのみ釣りを行いたいという場合です。湾内であり、さらにリアス式海岸と言ったような地形の場合は、天候の影響による波の影響も少なく、気軽に釣りをすることができます。そういった場所でも底に変化があるような場所であれば、もちろん大物も潜んでいますので、人気のスポットと言えるでしょう。
その次は、そこまで沖に出ずに、回遊してくる魚を狙ったり沖合の根に潜んでいる魚を狙いに行くときです。一般的な、ボートでの釣りというとほとんどがこれを想定していると思います。ですので、人気のポイントなどでは、たくさんの釣り人を見つけることができるでしょう。
そして、最後は遠洋に出てカジキやマグロのような超大型の魚をトローリングなどで狙うといった方法です。こちらも人気の釣りなどですが、費用が掛かるので、先ほど紹介した沖合の釣りに比べると若干人口は減少してしまいます。
さて、これら3つの釣りの方法の場合、どの免許を取ればいいのでしょうか?大きく2つに分けることができます。
近場で釣りをしたい、少し沖合に出たい場合
最初の二つの、波の無い入り江で軽く釣りをしたい場合や、少しだけ沖合に出たい場合は2級小型船舶免許を取得することをオススメします。
2級小型船舶免許では20m未満かつ20トン未満のボートを操船することができます。そしてボートを運転できる区域というのが、海岸より5海里、つまり約9km以内の距離まで航行することができます。
この場合、入り江はもちろん、陸から9km以内というのはかなりの距離まで移動することができますので、少々の沖合であっても問題なく操船することができます。また、ボートにしても、一般的なプレジャーボートはすべて操船することができます。
ですので、ちょっとした釣りはもちろん本格的な沖合の大物釣りなどもすることができますので、ほとんどのボートで海釣りをしたい人は、まずこの2級小型船舶免許を取得することが多いです。
遠洋に出てトローリングをしたい
そして、遠洋に出てトローリングをしたい場合であれば、2級小型船舶免許では楽しむことができません。そういった場合は、1級小型船舶免許を取得する必要性があります。
基本的には2級小型船舶免許と要件は一緒ですので、乗ることができる船舶自体は、20m未満かつ20トン未満のボートを操船することができます。ですが、航行可能区域に違いがあり、2級小型船舶免許の様な制限がなく全海域を航行することができます。
※但し、100海里を超える場合は、6級海技士以上の資格が必要
遠洋でのトローリングを楽しんでいる人は総じてこの免許を取得しています。
2級小型船舶免許と1級小型船舶免許の取得難易度の違い
とはいえ、2級と1級の差というの非常に大きな差になってきます。制限としては、航行可能区域だけですが、この航行可能区域が非常に厄介で、非常に重要な項目となっています。
ですので、学科においても難易度に大きな差があり、1級小型船舶免許には海図の読図が試験範囲となってきます。2級船舶免許にはこの範囲がないですので、気軽に取得することができるのは2級小型船舶になるでしょう。但し、決して取得することがとてつもなく難関かと言えば、そのようなことはありませんので、しっかりと勉強しておけば突破すること自体はそこまで難しくないでしょう。
実技試験についても、項目が若干増えるものの2級と1級の間には学科試験ほどの大きな壁は存在していません。
免許不要のボートという選択肢もあります
もし、あなたが沖合には出ずに入り江内でしか釣りをしないのであれば、免許不要の2馬力ボートを購入することも悪くないと思います。気軽に釣りに行くことができますし、繋留する必要性もないことから近年人気が出てきています。
2馬力ボートで釣りをする場合は、決して沖合に出ないこと、入り江内であっても風が出てきたらすぐに引き返すことをしっかりと頭に入れて行動することを心がけておくと楽しく釣りをすることができます。
大阪でボート免許・船舶免許のことなら、お気軽にシーメンズまでお問い合わせください。