ボートを牽引するために必要なことは?


pixta_12055137_XL

念願の小型船舶免許を手に入れて、いざボートを手に入れようとするときに考えることと言えば、その手に入れるボートの保管場所です。

ボートを持ったことが無い人のイメージとしては、港でロープで結んで係留して保管することをイメージされると思います。確かにそれもいいのですが、やはり費用は安くありませんし、普段自分の目の届かない所で保管するという事は非常に不安になってしまいますよね。

また、港に係留してしまうと、どうしてもボートを保管している周辺だけが行動範囲になってしまいます。ですので、もし自宅に保管する場所があるというのであれば、自宅に保管して使用するときにトレーラーで牽引することを検討してもいいかもしれません。

牽引するのってなんだか難しそうだし、資格がいるんじゃないの?って思ってしまいますよね。そこで、今回はボートの牽引について、いろいろとお話ししたいと思います。

ボートの牽引は普通免許でも大丈夫?

ボートを牽引しようと思った時にまず初めに疑問に浮かぶこととしては、ボートを牽引するときは普通免許で大丈夫なのか?という事ですよね。

結論から申し上げますと、ある程度の制限の元であれば、普通自動車免許でボートを牽引することが出来ます。では、いったいどのような条件であれば、普通免許でボートを牽引できるのでしょうか?

「道路交通法」に定められており、被牽引車両の総重量が750kg以下であり、牽引車を含めた全長(牽引車+トレーラ+ボートの後方飛び出し部分)が12m以下、及び幅が2.5m以内、かつ高さが3.8m以内ならば、普通自動車の免許で運転することが可能となっています。

牽引免許を出来る限り取らずにボートを引っ張りたいのであれば、この点を注意する必要があります。この制限を超えるボートを牽引しようとすると、別途牽引免許が必要になります。

制限重量で気を付けないといけないこと

先ほどは普通免許で牽引できる制限重量についてご紹介しましたが、良く勘違いしてしまう事があるので注意しておきたいこととして、制限重量というものがあります。

この制限重量というのは牽引するものの総重量でありますので、ボートだけの重さではないのです。牽引するためのボートトレーラや、ボートに乗せている物もその制限重量に含まれてくるのです。

ボートに乗せるアイテムや、予備のガソリンなどは、牽引車の方に乗せることで回避することが出来ます。しかし、問題はボートトレーラーです。

ボートトレーラでも種類がありますが、一般的には230kg程の重さがあるものが多いです。この時点で、残りの重量は750kg-230kgで520kgの重量となってしまいます。

さらに、最大積載量というのは50kg毎に計算されるので、実際にボートトレーラーに載せることが出来るボートは500kgまでとなってしまうのです。ボートトレーラーを検討している人は、ボートやボートトレーラーの重量についてよく検討する必要があるのです。

その他の注意点

また、その他の注意点としては、もし牽引する車の車体重量が1,500kgに満たない車の場合は、牽引するボートトレーラーに回生ブレーキを設置する必要があります。これは、車体重量がない車に重いボートトレーラーやボートを載せることにより、エンジンブレーキのかかりが悪くなるので、それを防ぐために設置する必要があるのです。

また、全長の制限を出来る限り有効に使うことが出来る車としては、牽引車の全長が短くて、馬力もある四駆車をオススメします。

ボートトレーラーの車検

今まで牽引をしたことが無い方が驚くこととしては、ボートトレーラーには車検が必要であるという事です。

いくら自動車が引っ張るものと言っても、それは公道を走るものですので、車検が必要です。それに加えて、ナンバープレートや方向指示器が適切に点灯する必要がありますので、どんなものでも引っ張ることが出来れば、それで良いというわけにはいかないのです。

牽引免許の取得

もしご自身のお持ちになっているボートや、購入したいボートが普通自動車免許の制限を超えてしまう場合は、牽引免許を取得する必要があります。

この牽引免許は、国家試験場でぶっつけ本番で受けることもできますが、連結部が自由に動く牽引というものは運転が非常に難しいです。ですので、できる限り教習所に通うことをオススメします。普通免許で牽引できる場合でも、公道で運転する前には右左折やバック等の練習を安全なところでしておく必要があるでしょう。

牽引免許を取得する場合の教習所の費用についてですが、教習所により異なっているものの、概ね140,000円~170,000円で教習を受けることが出来ます。

まとめ

今回は、ボートの普通免許での牽引や牽引免許の取得についてご紹介いたしました。

ボートを牽引することが出来ますと、行動範囲がかなり広くなります。今まで行ったことのないような場所へも行きたくなってくるでしょう。ですが、ボートを牽引するという事は、普通に車を運転する以上に注意をする必要があります。

ですので、普通免許で運転出来る物であっても、いきなり公道に出ずにしっかりと練習してから、行動で運転するようにしましょう。