ボート免許の実技試験〜発進から着岸までのポイント〜
この度は、実技試験のときにお役立ちしそうな発進から着岸までのいくつかのポイント、ちょっとしたコツなどをお教えいたします!
0.ボートを運転する前の準備
はじめに、操縦席に座ります。力を抜いて自然体で座席に深く腰掛けて下さい。右手はハンドルの右の上2時のあたりで親指を中に入れて握りましょう。左手はリモコンレバーの上におきます。
続いて、エンジン始動です。
換気してからエンジン始動をはじめます。リモコンレバーを中立にします。その次に換気を行い、ブロワースイッチをオンにして90秒待ちます。
エンジン始動し、イグニッションスイッチは右手で操作して換気を確かめ、ブロワースイッチをオフにしてエンジン始動を終えます。
そのあと、ボートの発進です。いよいよ本番な感じですね。
1.ボートの発進
「発進します。前後左右よし!」とハキハキ言い確実に安全確認出来てから発進してください。
この時、微速で直進を続けます。微速とは1000回転くらいです。
2.直進
「直進します。」
ボートをまっすぐ進めてください。
まっすぐ進むには直進方向の延長線上にある目印を自分で決めそれに向かって進んでいくとまっすぐ進みやすいです。
3.増速
「増速します。」
増速するときはハンドルをまっすぐにむけてリモコンレバーをたおします。必ず目印になるものを見ながら直進しているか確認しながら速度をあげていってください。
目印から離れたらすぐに修正し、できるだけこきざみなハンドルさばきで操作しましょう。
4.変針
「右or左に変針します。」
どちらに曲がるかは、分かりませんが試験官が言う方に曲がってください。
変針する方向と、その後ろを確認します。変針する際にはハンドルを急に切らないよう気をつけてください。
終わったら「変針終わり。」と言います。
5.蛇行
「蛇行します。前後左右よし!」
蛇行運転はブイの手前で一旦停止する場合と、滑走状態からそのまま蛇行する場合があります。
ブイとブイとの間を通るのでちょうど真ん中を通るようにしてください。この時ブイの5m以内には近寄らないようにしましょう。
6.人命救助
「右舷or左舷に落水者あり。救命ブイ投下。風下より救助に参ります。機関停止。→救助完了」
本番ではどちらの舷の方向に落水者がいるのかは試験官が決めるので右舷か左舷かはその時になってみないと分かりません。
救助は実技試験に置いてかなりのウェイトをしめているのでがんばって救助活動してください。
救助は必ず風下よりしてください。引き波を立てないように静かに風下30mくらいのところへ向かいます。落水者のところに行くまでにエンジンは切り、要救助者を巻き込まないように配慮しましょう。
7.後進
「後進します。」
微速で後進します。強風で思うように船尾が動かないときは少しだけ増速して舵のききをよくします。
8.停船
「停船します。後方よし!」
ボートはエンジンを切ってもすぐには止まりませんので早めの機関中立の措置を行うよう心がけましょう。
9.離岸
「前進離岸or後進離岸します。」
前進離岸するときは船尾を桟橋にぶつけないようにボートフックをつかって船を桟橋から離してください。
10.着岸
「右舷or左舷着岸します。」
右のときも左のときも桟橋から2mは離して着岸するようにしましょう。船の進入角度は30度くらいがよいです。
今回は、少し長くなりましたが参考になりましたでしょうか?それでは、実技試験がんばってください!!